業務フローチャートのルール
業務フローチャートの書き方(基礎編)から一歩進んだルール設定について検討していきましょう。
ただし、細かくルールを定めてしまうと、
業務フローを書くときに、面倒な記述ルールで悩まないこと
余計な知識なしに、誰もがすぐに見て理解できること
誰もが同じ視点で同じ認識で共有できること
が損なわれかねないので、上記のポイントを意識しながら考えていきたいと思います。
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業務フローチャートの2つの書き方「帳票軸」「業務軸」
業務フローチャートの書き方として大きくは2つの書き方があります。
1つは帳票を軸とした、帳票の流れとその処理に関する業務フローチャート。
もう1つは作業を軸とした、業務フローチャートです。
有名な産能大式の業務フローチャートは、完全に帳票軸の業務フローチャートで、帳票がどのタイミング、条件、場所から発生し、最後はどうなるのかといった視点で業務フローチャートが表現されています。
特徴的なのが帳票図形が大きく表現されていて、その帳票に対する小さな処理図形が付属している点です。
業務フローチャートというよりは帳票の処理フローといった方が正しいかもしれません。
業務軸で業務の流れを把握したい場合は、BPMNによる記法と同様に、業務軸で書いた方が多くの人に理解しやすいものに仕上がります。
この帳票軸、業務軸の2つの書き方は切り口が全く異なるので、こちらも事前に決めてからプロジェクトを進めることをおすすめします。
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よくありがちな「帳票軸+業務軸、混在型」
何もルール化しないで一斉に業務フローチャートを書き始めると、帳票軸と業務軸が混在した分かりにくいフローチャートが出来上がります。
人の目線で流れを追っていたのにも関わらず、途中から帳票軸になってしまっているフローチャートです。
図形に作業内容が書かれていたり、帳票名が書かれていたり、これらが混在していたりします。
業務を整理する場合は人=業務が軸となっている方が好ましいので、ルールとしては作業軸で定義したほうが良いです。
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