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フローチャートでループを表現するときは、「どの条件で繰り返すのか」と「どこへ戻るのか」を明確にすることが重要です。

ループは、同じ処理を条件に応じて繰り返す場面で使われます。書き方を整理しておくと、フロー全体が分かりやすくなり、誤解や設計ミスも防ぎやすくなります。

この記事では、ループ処理の基本的な考え方と、代表的なパターンを整理して解説します。

ループ処理とは何か

条件判定と繰り返しで構成される処理

ループ処理とは、ある条件を満たすまで、または条件を満たしている間、同じ処理を繰り返す流れのことです。

フローチャートでは、判断記号による条件判定と、前の工程へ戻る流れを組み合わせて表現するのが基本です。

たとえば、処理を実行したあとに結果を判定し、条件を満たしていなければ前の処理へ戻って再実行する、という流れが代表例です。

ループの基本パターン

処理のあとに判定するループ

もっとも基本的なのは、何らかの処理を行ったあとに結果を判定し、条件を満たさなければ再び同じ処理へ戻るパターンです。

たとえば、「入力内容を確認する」「条件を満たしていなければ修正する」「再度確認する」といった流れは、この形で表現できます。

対比として、処理の前に判定するループもあります。たとえば「未処理の依頼があるか」を先に確認し、ある場合だけ1件処理して同じ判定へ戻ります。ない場合は次の工程へ進みます。開始時に未処理の依頼が0件なら、依頼の処理は1回も行いません。

少なくとも1回は実行するループ

ループには、最初に処理を1回実行してから判定し、その後も必要に応じて繰り返すパターンがあります。

たとえば入力内容をまず1回確認し、判定で「修正が必要」なら修正して確認へ戻ります。「修正は不要」なら次の工程へ進みます。最初の確認を済ませてから続けるか終えるかを決めるので、開始時に確認が0回になる形ではありません。

頻度は高くないものの、フローチャートでは区別して考えておくと整理しやすくなります。

ループのネストとは

ループのネストとは、ループの中に別のループが入っている状態のことです。

たとえば、ある条件を繰り返し確認している途中で、さらに別の条件についても繰り返し処理を行う場合、入れ子の構造になります。

ネストが増えるとフローチャートが複雑になりやすいため、必要以上に深くしないよう注意が必要です。

無限ループに注意する

ループを作成するときに注意したいのが、終了条件があいまいなままになってしまうことです。

いつまでも条件を満たせない設計や、戻り先の指定ミスがあると、処理が終わらない無限ループになる可能性があります。

未処理の依頼をすべて処理するような終わりのある業務フローでは、1件処理するたびに未処理の状態を更新し、未処理がなくなったときの次工程への行き先を明確にします。意図的に処理を続ける仕組みもあるため、すべてのループが必ず終了するとは限りません。確認や修正の流れを描くときは、次の点を明確にします。

  • どの条件で処理を続けるのか
  • どの条件で処理を終了するのか
  • 条件を満たさない場合にどこへ戻るのか

業務フローチャートでループを書くときのポイント

  • 判断記号を使って、条件を明確に表現する
  • 戻り先の処理を分かりやすく示す
  • 終了条件をあいまいにしない
  • ネストが深くなりすぎないように整理する

ループは便利な表現ですが、複雑になるほど読み手に伝わりにくくなります。できるだけ単純な構造で表現することが、分かりやすいフローチャートにつながります。

まとめ

  • ループ処理は、条件判定と繰り返しで構成される
  • 処理後に判定して繰り返す形が基本になる
  • ループの中に別のループが入るネスト構造もある
  • 終了条件と戻り先を明確にしないと無限ループの原因になる

フローチャートでループを表現するときは、条件、戻り先、終了条件の3点を明確にし、誰が見ても流れを追いやすい形で整理することが大切です。