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ループについて

プログラムフローチャートにおいては欠かすことのできない処理の1つがこのループです。ループと言っても判定するタイミングが異なる複数のパターンがありますので、その部分を解説していきます。

 

条件と判定の繰り返しがループ処理

ループの処理は主に判断記号のあとに発生することが多いです。

基本的にループ処理は、事前に何か処理が行われた後、その結果をある条件に照らし合わせて、条件を満たしている場合、いない場合でその先の処理がまた前の工程に戻り、再処理を行う場合に使います。

例えば、条件判定によって満たされなかった場合の接続先として、条件判定が行われた判断記号以前の処理記号に繋がってもう一度処理が行われ、再び条件判定となります。

例えば10円玉の表が出てくればクリアとなる処理の場合、硬貨を投げるという処理があり、その後にその結果を判定する条件判定が入り、裏であれば最初の硬貨を投げるに戻るといったような形です。

 

処理実施直後に判定するループ処理

また処理が判定後に行われるパターンもあり、まず判定を挟んで処理が行われた後、再度判定を繰り返すようなループフローも存在します。

あまり頻度は高くありませんが、「とりあえず 1回は実行する。場合によっては繰り返す。」という条件の場合に利用するループです。

 

ループのネストとは

ループのネストとは複数のループが入れ子になっている状態です。

具体例を上げると、例えば2次元配列の判定などが挙げられます。

x座標とy座標がそれぞれ1から10まである場合でとあるa,bを求めたい時、xを1から10を繰り返し判定していく途中で、yも1から10を繰り返し判定するような場合です。

x=1の時に・・・(ループ中)・・・y=1,y=2,と判定していきます。

続いてx=2の時に・・・(ループ中)・・・y=1,y=2,と判定していく、この状態がループのネストと呼ばれます。

 

無限ループ(エンドレスループ)

すべてのプログラマが必ず1度は経験しているおなじみの不具合です。

いつまでたっても条件を満たすことができないような処理、または判定基準が定義されていると、お馴染みの無限ループの誕生となります。

業務フローでは主に確認処理の際に表現することが多く、不備チェック、不備あり、補正、のループがよく使われます。

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