本記事には一部広告が含まれます

スイムレーンは、どの部門・担当者・システムがその処理を行うのかを分かりやすく示すための表現です。単に流れだけを示すフローチャートでは不要な場合もありますが、役割分担や部門間のやり取りまで整理したいときに役立ちます。

特に業務フローでは、処理の順番だけでなく、どこで行われる作業なのかを見える化することが重要です。スイムレーンを使うことで、自部門の作業、他部門の作業、部門間の受け渡しを整理しやすくなります。

スイムレーンとは何か

スイムレーンとは、フローチャートの中にレーン状の枠を設け、その枠ごとに担当部門や担当者、システムなどを割り当てる表現方法です。

プールのレーンのように区切られた枠の中へ、各担当の作業や処理を書いていくことで、「誰が」「どこで」行う処理なのかを一目で把握しやすくなります。

スイムレーンを使う目的

スイムレーンを使う主な目的は、処理の流れに加えて、担当の違いを明確にすることです。

  • どの部門が担当する作業かを分かりやすくする
  • 部門間の受け渡しや連携を見える化する
  • 担当者やシステムごとの役割分担を整理する
  • 複数の処理が関わる業務フローを読みやすくする

単なる順序の説明では見えにくい責任範囲ややり取りが、スイムレーンを使うことで整理しやすくなります。

スイムレーンの書き方

スイムレーンを書くときは、まず縦方向または横方向にレーン状の枠を作ります。その上で、それぞれの枠に部門名や担当区分などを設定し、該当する処理をそれぞれのレーン内に配置していきます。

  1. レーンの区切りを縦または横に設定する
  2. 各レーンに部門名・担当者・システム名などを割り当てる
  3. 該当する作業や処理を、それぞれのレーン内に記載する
  4. 部門間や担当間の流れが分かるように矢印でつなぐ

この形にすることで、処理の順番だけでなく、担当の移り変わりも把握しやすくなります。

業務フローでスイムレーンを使うと分かりやすくなること

業務フローでは、スイムレーンは「部門」として使われることが多くあります。各部門の中にその部門が担当する作業を書いていくことで、どこまでが自部門の作業で、どこからが他部門の作業なのかを区別しやすくなります。

また、部門をまたぐ受け渡しが見えるようになるため、やり取りが多い箇所や、引き継ぎで滞りやすい部分を確認しやすくなる点もメリットです。

部門以外にもスイムレーンは使える

スイムレーンは、組織上の部門だけに使うものではありません。たとえば、システムごとにレーンを分けることで、業務の流れとあわせてデータのやり取りを表現することもできます。

そのため、何を基準に分けると分かりやすいかを考えながら、部門、担当者、システム、カテゴリなど、目的に合った切り分け方を選ぶことが大切です。

複雑な業務は複数階層のスイムレーンで整理できる

複雑な構成を表したい場合は、スイムレーンを複数階層で使う方法もあります。大きなくくりの中に、さらに細かい担当区分を設けることで、複雑な流れでも視覚的に整理しやすくなります。

ただし、区切りを増やしすぎると逆に見づらくなることもあるため、誰に見せる図なのかを意識して、必要な粒度に絞ることが重要です。

まとめ

スイムレーンは、どの部門・担当者・システムが処理を行うのかを分かりやすく示すための表現です。処理の流れだけでは伝わりにくい役割分担や部門間の連携を整理したいときに役立ちます。

業務フローでは、各部門の作業や受け渡しを明確にするために有効です。フローチャートを書くときは、流れだけで十分なのか、担当の違いまで見せる必要があるのかを考えた上で、スイムレーンを使うか判断すると分かりやすくなります。

関連資料

業務の見える化から改善の実行までを体系的に整理したい方は、以下の資料も参考になります。

業務改善で利益を最大化する方法 見える化・最適化・実行の資料はこちら