現場把握と一緒に現場視点の課題も収集
現場の業務実態を把握するために、アンケートとヒアリングを行っていくわけですが、現場担当者がどのような業務をどのように行っているかの業務に関する情報だけでなく、現場から見える課題や改善案も一緒に収集すると良いでしょう。
現場視点での課題を洗い出すことは重要で、経営者や管理者などの上空の視点からは見えなかった課題を拾うことができます。
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また、中にはずっと不満を抱えながら仕事をしている担当者も少なくありません。現場からしか見えない性質のものであるため、それは現場担当者同士のいわゆるグチとして表れます。そして、現場のことをよく考えてない、何もしてくれない、とその矛先が管理者や経営者に対して向けられてしまう訳です。
現場担当者としては、まずは現場の声を聞いてもらえるだけでも、経営者や管理者に対して大きな心の変化が生まれます。また、業務改善に対する参画意識も生まれるので、積極的な協力、意見出しにも繋がります。
なので、業務改善推進メンバーだけでなく、現場担当者も巻き込んだ、全体で取り組む業務改善を目指す必要があります。
このモチベーションはとても重要です。というのは、業務改善には現場担当者も時にかなりの労力を要します。
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業務改善推進メンバーはやる気に満ち溢れていますが、現場の担当者は通常の業務をこなしながら、改善プロジェクトのタスクを割り当てられるわけです。
よって当然反発が起こりやすくなります。
業務改善推進メンバーには見えている将来のビジョンも、現場担当者には見えないわけで、モチベーションにもともと差があるわけです。
ですので、プロジェクト発足時には業務改善推進メンバーだけでなく、現場担当者にも将来のビジョンを伝えてあげることが必要です。
自分たちの協力が最終的にどのような良い結果に繋がるのか、基本的なことですが、全員で共有すべき重要なポイントです。
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